有閑倶楽部#1~19(一条ゆかり/集英社 |
もう懐かしの名作の域に行ってるとは思うのですが・・・ええ去年のドラマのせいで、親戚やら近所の子に「原作全巻そろってるでしょー」と引っ張り出され、現在全巻出張中です^^;)
もう超有名作品なんで、あらすじいらないっすよね。
<<映画化しても遜色ないでしょう>>
女王・一条ゆかりさんの面白さったらもちろん「ストーリーのテンポの良さ」
長い経験があるからこその古臭さは感じるかもしれません。最初の頃の絵は確かに古い。
でもB級映画の様なテンポの良さ、痛快さはいつ読んでも楽しい!
B級映画と言うよりも特攻野郎Aチームとかチャーリーズ・エンジェルの方が近いかも。
これから読む若人は絵より何より脚本演出の面白さに重点置いて読んでいただきたいっ!カメラワークというか各コマの視点も凄いですよ。
このまま映画で撮ってもいけそうなくらい・・・何で今まで映像化されなかったんだろ?
・・・そうかキャラデザインか・・・今回のドラマ、結構雰囲気あって良かったんじゃね?
女の子達なんか良かったです。演技力はまぁまぁこんなものかなって感じでしたが^^)
<<女王の品格>>
1巻と19巻。比べると随分絵柄が違います。
1巻は当時の「りぼん」に掲載された作品中では少し大人っぽい絵柄、19巻はレディースコミック「コーラス」に載ってるとして他作品と違和感の無い絵柄。
たぶん事前調査して絵柄をコントロールされてるのだと思います。
商業誌で描きつづける事、要求された事以上のレベルを徹底的にやってのける。もし一条さんが漫画家になっていなかったとしても、何らかの形で有名人にはなっていそう・・・そんな肝の据わりっぷり。
姫とか女王って=可愛いでは無くて、胆力があり戦術戦略に長け、人望厚いってイメージなので・・・一条さんピッタリかなって^^;)
<<寝る前に読むな>>
4巻くらいのヤツね!
何話分か怪談が入ってるんですが・・・怖い。
一条さんのホラーものは本当に怖いんです!!!
シリーズ中一番怖い瀬戸内海編はドラマにならんかったのね。アレ夏場にスペシャルでやればいいと思うですよ。