エマ #7(森薫/エンターブレイン) |
まーそんなコトはどうでもいいんですよ(笑)
時代の背景を無視したく無いと思ったら、結末は選択の余地が無い程に狭かったっと思うんですよね。そんな状況でも、ストーリー展開が大変面白かったです。
賛否両論かもしれないけど・・・このラストでハッピーエンドだと思うし!
<<幸せって何?>>
これで充分幸せだと思うんですよ。
ウィリアム君が、もーちょっと要領のいいお坊ちゃんだったら、エレノアを正妻にしてエマ囲う、なーんて手に出ただろうに(現王室のおぼっちゃん風)それが暗黙に許される時代で、この選択はかなり度胸がいる事なんですよ。
本当に結婚できる日は来ないかもしれないけど、本人達がそう思える日が来ただけでも、いいじゃねぇか(号泣)
<<外伝はコミックビーム9月号から>>
■コミダス■
インタビュー載ってました。外伝情報などもちらほら。
外伝ではエレノアを幸せにしてやって欲しい・・・順当に考えると、ここの家没落しそーでさー
この娘自身がバカだからしょーがねーじゃん、という方もいらっしゃるかもしれませんが!
それこそ、この時代「生き方についての選択枝」が非常に狭い・・・というか無いです。女性が表舞台に出てくる事は、まずありませんでしたし。いい家に嫁に行ってなんぼの価値(;_;)
今巻にもありましたが「教えてどうこうなるものじゃない」って事なんですよ。
貴婦人になるにも、メイド頭になるにも、誰もが教育してくれる人に出会えるとは限らない。女の子が通えて高い教育が受けられる学校なんて無かったし、書物はかなりの高級品。
そんな状況でも、自力で学び取れた人だけが、教養というモノを身に付ける事ができたんですね。まー出来たのは一握りの人・・・でしょう。
その点、エレノアはお嬢様育ちだからこそ、真摯に自分を磨く事を必要としない「ごく普通の感覚を持った娘」だと思うんですよ。それなのに一番不憫だったよねぇぇ~
賢い娘が幸せを手に入れた話の次は、普通の娘が普通に幸せになる話が読みたいでーす。
もっちろんメイドとか、時代背景がっつりでお願いしますよぅ!