BLACK LAGOON -アニメ版-#1,#2 |
やっぱ、ダメな人はダメでしょう。でもイケる口な人は・・・絶対面白いと思うんですよ♪
お勧めしちゃってもOK? <多少腰がひけてます(^^;)
■そんな人向け情報
DVD001:7/26
オープニングテーマ「Red fraction」:6/14
オリジナルサウンドトラック:7/26
以上GXからの発売予定でした。
ついでに今月号のサンデーGXに大笑いなポスター付いてるので、チェックしてみてください!
立ち読みも入れます(笑)
<<#1 Black Lagoon>>
舞台は南シナ海、タイ南部の港町「ロアナプラ」を中心とした悪党達の物語・・・
これは公式発表では無いのですが、時代背景は1980~1990年頃なのかな。核ではありませんが、日本企業によるCOCOM違反が目立ったのは1980年代後半ですし。
危ないデータの入ったディスクを持たされて、プロの護衛も無しに南シナ海で「おつかい」をさせられてる主人公:岡島緑郎くん。
このディスクの中身すら教えてもらっていない辺り・・・このおつかいが成功しても彼の出世には何の影響も無いんでしょうね。国立大学を出て一流企業に就職したけれど、目立ったコネも立ち回りの上手さも持ち合わせていなかったんでしょう。
最初から「逮捕されたり、殺されても構わない人間」という扱いだった気がするんですよね。
その上、運も悪い(^^;)
出会った海賊、ラグーン商会のメンバー:レヴィに、小遣い稼ぎ目的で誘拐されちゃいました。
もちろん彼を無償で助けてくれる機関なんてありませんし、上司にはあっさり切捨てポイ。
なんかね、ロックを「不幸なヤツ~」って笑えないの。
自分に非なんか無くったって、仕事なら人に頭下げるし、不条理な言い分も聞くの。
じゃなきゃ「食っていけない」もん!生き延びれないもん!なぁ、ロック!
<<原作の再現・・・という視点から>>
基本的に、原作もアニメも「完璧なモノは無い」というのが私の信条です。それは制作者お互いが補足しあえばいい話で、それでも補足しきれてなければ受け手が頑張る!ですよ。
で、原作の方ですが、やはり描ききれていない部分があります・・・それはドコか・・・ロックの心情や立場なんですね。オイオオイ主人公だろ、と突っ込んでみたり(^^;)
我々読み手である日本人の閉塞した日常感ってのは、ココで暮らしている以上、大抵の人間が感じてるモノですから、まー暗黙の了解を求めてもしまっていいのかなーという部分ではありますが。
アニメ版、そこが充分補足されてましたね。
平和ボケしたヤポンスキーが「なんでオレがこんな目に!」と、不条理な出来事に怒って怒って突き抜けた、って感じがよーく出てました。
怒らないのよ戦地の人は!それが日常だしねー怒るとイブラハになります(3巻参照)
<<#2 Mangrove Heaven>>
閉塞感の代弁者は、もっちろん景山部長サマ。ジョージで来たのが嬉しいvv
「~なっちゃってね。」と砕けつつ、死にゆく岡島くんへの餞別に理想を語ってみたりして。非情に徹してる様でいて・・・あーなんかいい感じの悪役だわ、ジョージったら(ここハートマーク)
無駄という意見があるかもしれませんが、部長サマの家庭描写の閉塞感ったら無かったです。
冬の街と珊瑚礁という様に、エリート家庭と破綻した男。「別々の世界」を言葉ではできない補足でやってくれました。
冷静に考えればロックを生かす事は「社に対する禍根」でもあります。でも「仁義を通す」という
名目で彼を見逃したのではないかと・・・守る立場でありつづける人間の重さについても考えてみたり。
ジョージ声はさっぴいて褒めてますよ!!
・・・たぶん。