不肖・宮嶋 ちょっと戦争ボケ#上下(宮嶋 茂樹/新潮文庫) |
それと、ノンフィクションも読みます・・・戦争関連モノを中心に。
世間に大きく報道されているのは、一部の情報だけですから。
報道管制・出版社の思惑・自主規制・・・そんなモノで報道なんか簡単に曲げられます。もちろん戦時下で無くっても、政府機関が正しくても、間違っていても。
フリーカメラマン・ジャーナリストがいなければ、戦地の事など何もわからない。
この本はフリーカメラマン宮嶋茂樹氏が1989~1999まで、戦地を廻り銃声と硝煙にまみれて撮影した「しぶーい写真」群の撮影裏話です。
・・・ってコノ発言OKですか?
危ない感じ~と思った方、またのご来店(?)をお待ちしております。
好き嫌いは誰にでもありますよ。そこに善悪はありませんから!ココの「好きな部分」だけ、ピックアップしてお楽しみいただければ幸いです。
まーこーいう本読むから「ミリオタ」って言われるんですけどね。
戦争映画は大好きだし。ははは~
人間は必ず「主観・客観」が存在します。絶対的に中立な意見なんて有り得ない!
宮嶋さんも、宮嶋さんの視点から見た戦争写真を撮っておられるのでしょう。
それでも切り口が爽快です。
フリーカメラマンには、何の庇護も特典もありません。「報道パス」も出ず、施設内に入れない事もしばしば。宮嶋さんは戦地の人と交渉し、地元警察・軍隊をかいくぐり写真を撮っていきます。
そんな手法が、この切り口を作ってるのかもしれませんね。
昨今、中東でのジャーナリスト拉致・誘拐報道が、かなり偏った立場でコメントされています。
「わざわざ危険な戦地に入って、悲惨な写真を撮って何になるんだ?」
多くの人が、TV報道を見てそう思っているかと・・・
フリーカメラマンのほとんどが、かなり入念な準備をして「自腹で」出発し、戦地に入れば、それなりの行動をしている・・・そんな様子も書かれていますから。報道されない「カメラマン側の意見」を聞いてみるのも一興ですよ。
本を買いにくい方は、宮嶋さん公式サイトに行ってみては?(http://www.fushou-miyajima.com/ コピペでよろしくです。)
写真はほとんどコメント&説明入り。紹介した本と同じ切り口で解説しておられ、大変面白いです。激写ロクは特にお勧め!戦地だけではありませんし。
ロシアの戦勝記念パレードの派手さは・・・凄い!
現役兵士の皆様が、再現された大戦当時の軍装でパレード・・・難民役もいるのね。これもコスプレって言っていいの?サーヤ嬢が日本で一番格調高いコスプレなら、このパレードは世界で一番スケールの大きいコスプレだろうな。日本人から想像もつかない、とんでもねー規模でした。
そーそートリビアで紹介されてた「自衛隊の戦車には方向指示器が付いている」も確認できますよ。ついでにに「追突注意」って戦車に貼ってるし(^^;)
戦車が前走ってたら怖くて近寄れねーよ!
まさか北海道の人は、慣れてて平気??そんな事ないよね?