勇午-洞爺湖サミット編#2(作:真刈信二・画:赤名修/講談社 |
悲しみのテロリストの正体を暴け!
テロリスト・シュケルの暴挙を止めるため、勇午は海を渡り、ロシア、韓国へ赴く。
そしてロシアの原潜・K-141クリコフにまつわる悲劇の真相を知る。
見捨てられた23人の命。全ては5カ国をつなぐ夢のパイプライン計画「シベリアⅢ」に繋がっている
おお~ちゃんとカモフが飛んでる~ヘリックスだねぇ。
<<ハードボイルドの王道>>
この二重反転ローターが絵にすると映えるんですよね~と、ヘリ話じゃなくて今回は潜水艦。
クリコフの悲劇、それは間に合っただろう救出は意図的に避けられて、生存していた乗組員は見殺しにされていた事(もちフィクション^^)
何故見殺しにされたのか。
キーワードは「COCOM」「スクリュー」元になった事件は「東芝機械ココム違反事件」ググるとすぐ詳しく出てきます。事件が起きたのは1987年、ロシアがまだソビエト連邦で東西冷戦真っ盛り、鉄のカーテンが降りてた頃。
いくつかの作品でも使ってますが「ココム違反」は冷戦下のハードボイルド話に欠かせないネタです。
学園マンガの女子パンチラ並の王道ネタです。ってか冷戦自体が美味しいネタだったよなぁ・・・いやもちろんフィクションではですよ~
イブニングに移籍してから、どうもネタの絡み具合に無理やり繋げた感があったのですが、今回は無理なく通っていた気がします。ただ無駄にギミック満載だったなぁ。毎度おなじみ実在の有名人をモデルにしたキャラもギミックのひとつに見えて・・・特にマリックさんとムネオちゃんが^^;)