秘密-THE TOP SECRET-#6(清水玲子/白泉社) |
ジェッツコミック「秘密-トップ・シークレット-6巻をご購入いただいた皆様へ」
大きい誤植があるそうです。交換希望の方は連絡先も掲載されているので。
今回収録されている話、タイトルは「A PIECE OF ILLUSION」。
・・・今見ているモノが正しいとは限らない、同じモノを見ても他人が同じ様に受け取るとは限らない・・・この誤植がテーマに対するいい証左になってる気がします。
<<みたいモノしか見えない脳>>
P11に間違った処理がされている。画像を引用させていただきますが
誤ってる画像は右手。
犯行現場の絵の背景に不必要なマスクがかかってしまっているのだとか。
でもこれ誤表記の方が印象的でリアルに見えるのですが・・・もし自分がこの構図で見える位置に居たのなら誤表記の様に見えるでしょうね。そりゃー背景が消えて無くなりゃしませんが「人の目はそう見えてしまう」でしょう。
恐怖に囚われた時、人は注目する対象以外の事は目に入らないものです。
もうひとつはP56の誤植。
×「判決」は「弁護側」の郁子の脳を見るまで、我々が軽々と出すべきではない。
<我々が軽々「に」出すべきではない>が正解。日本語的に上・誤表記の方が正しい様に見えるのですよ。これ漢字だけで書いたからわからないんですね。
<我々が「かるがると」>では無く<我々が「けいけいに」>と読むのが正しい。
気が付くまで時間かかりました^^;)
「けいけい(軽々)に」を辞書で引けば(十分に注意を払わず、軽い気持ちで何かをするさま。かるがるしいようす)と意味も同じなんですが、警察関係者が裁判について語る部分は「けいけいに」と発音したほうが、確かに「それらしい」です。
いやー自分が既に持ってる情報の範囲内で受け取ってしまうと、違和感なんか感じませんなー
作者の意図をどこまで理解できているのか、読みたい部分の印象しか残して無いんじゃ・・・ってマンガって、そ~んな一方的な軽い読み方でもいいのでしょうけど。
どうも引っかかりますね。