2008年はこれが面白かったよ! |
発行&発表年が今年限定というワケではありません。今年読んで印象に残った作品です。
表記してある巻数は最終巻、または現在発行済の巻です。
んじゃコミックスから
<<コミックス>>
今年は短編大当たりの年でした。長編もめでたく完結した作品がいくつか、去年打ち切りっぽい終わりを歯軋りしながら打ち込んでたんですけど。やっぱり作家さんが納得したオチってのはいいものですねぇ。
まず短編。ぶっちぎって面白かったのが
■HOTEL(Boichi/講談社)
SF短編集。表題作「HOTEL」で号泣ですよ、ひっさしぶりにマンガ作品で泣きました。
今後の作品にも大期待ですが・・・Boichiさんってサンケンロックのヒトなんですよね・・・それもビックリ。
■鵺の砦(福島聡/エンターブレイン )
■冒険野郎伝説 アヴァンチュリエ (クリストフ・クリタ/エンターブレイン )
も良かったです。
中長編、長編はエマ(森薫/エンターブレイン)蟲師(漆原友紀/講談社)が無事完結。両作品とも文句なくいい結末でした。そーそーHELLSINGの最終巻は来年春頃だそう。
まず完結してる作品を
■TISITA#2(遠藤達哉/集英社)
程よく重っ苦しい銃撃ちマンガ。大都市での狙撃モノとして充分に考察されていて良い雰囲気ですよ~
■天顕祭(白井弓子/サンクチュアリ出版 )
ファンタジーではありますが、SF風味が微妙に効いててたまらんです。
コミティアで出されていた作品だそうですが・・・もっと効率良くオリジナル作品を掬い取れる方法が無いものでしょうかねぇ。
先が楽しみなのは
■ヴィンランド・サガ#6(幸村誠/講談社)
幸村誠にハズレなし!6巻の盛り上がりは圧巻。
コミックじゃないんですが
■速水螺旋人の馬車馬大作戦(速水螺旋人/イカロス出版」
こんなに読んでも読んでも終わらない、噛んでも噛んでも味が出る本は無い!恐ろしい一冊でした。まだ読みきれてない気が^^;)短編集とかまとまった作品出る予定って無いんですか?
読みてぇぇ~
<小説>
今年は「鳴海章」祭りでした。もう手当たり次第読んでましたね。いや1冊が結構厚くて、お値段高いので程ほどっちゃー程ほどかも。
■バディ・ソウル―対テロ特殊部隊(鳴海章/光文社)
「根室花咲港に係留されたロシア船で銃撃事件が発生した。
臨場した北海道警察本部公安部特殊装備隊を、銃弾の嵐が待ち受ける。
自動小銃と対戦車ロケット砲で武装した犯人グループの狙いは何か!同じ頃、イルクーツクから、サハリンのユジノサハリンスクに向かうクリル航空機内で、致死率90パーセント以上のウィルス性伝染病が発生。」
ってなハード・ポリティカル・フィクション。
鳴海章作品は、どれも面白いんです。これにしたのはあまりハードボイルド馴染みが無くても読めそうだからです。オススメvv
今コミックスでも「レディ・イーグル#4(原作:鳴海章・作画:千葉きよかず/角川書店」が出てます。F-4vsSu-27とかやってまっせ。
■ディファレンス・エンジン上下(ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング/早川書房)
復刻しましたーっ!!やほーやほー \(≧▽≦)/
この作品を読まずしてサイバーパンクを語ってはなりませぬよ。
スチームパンクじゃなくてサイバーパンク。その差については伊藤計劃さんがキッチリ書いてくれてます
「スチームパンク/サイバーパンク(伊藤計劃:第弐位相」
大納得ですコレ。
で、早川書房さんはとっとと伊藤計劃さん作品を文庫でどんどん出してください。
■ダーク・タワー#7(スティーブン・キング/新潮社)
な・・・長かったorzやたら長いのにちっとも冗長じゃねぇって、キングおかしいよねぇ。文句無く面白かったっす。キングの何が怖いって「また時間作って読んでみたい」って思っちゃうとこ。
おっかねぇ。
■AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~(田中ロミオ/小学館)
ラノベはこれで。ラノベらしく結末大団円なんですけどね・・・それすら夢なんじゃないかと、閉じ込められた世界でもがいてる様に思えてくるという・・・当たりのやわらかいF・K・ディックみたいなヒトです田中さん。
でもね、ブルーバード・シルフィがオバサン臭いって言うのはどの口だーっ!やかましいわっ!
と怒るワタシはシルフィユーザー。確かに淡い色味だとオバサンっぽいかもしんない、まぁ車体価格いい値段するしのぅ、いい年齢ならんと買えないかも。
正月には「血と暴力の国/コーク・マッカーシー」「プロバビリティ・ムーン:プロバビリティ・サン/ナンシー・クレス」後は「タイタロス・クロウシリーズ/ブライアン・ラムレイ」を逝こうかと。
最近やったら本読んでますが「まだまだ通院中」ってのが大きな理由。も~検査結果が出るまでの待ち時間が暇なのです~マンガやラノベじゃもたないんだもん。