2006年はコレが面白かったよ! |
と、言う事で「2006年はコレが面白かったよ!」私もまとめてみました。
発行&発表年が今年限定というワケではありません。今年読んで印象に残った作品です。書いてある巻数は最終巻ですよー
<<コミック中&長編>>
■D-LIVE! #15(皆川亮二/小学館
完結しましたねぇ~それも「ケリーが負傷した百舌鳥さんをお持ち帰り」という、予想もしなかった大ハッピーエンドで(笑)
ラスト3巻分の感想をサイトに上げてしまうと「もう終わり」な感じがして、どうも作業が進みませんorz来年早々には・・・頑張ります。
■マンホール #3(筒井 哲也/スクウェア・エニックス
日常の足下でぽかっと空いた恐怖。パニックものとしても、ミステリーとしても秀作でした。
秀作過ぎて怖いよー今年暖冬だしさーぎにゃ~
■RED #19(村枝賢一/講談社
最終巻は2005年に出てるんですけど、しっかり読み切ったのは今年でした。
舞台はアメリカ中西部の時代モノ。でもどこかトライガンとかガングレイブに通じるモノがあります・・・ごつい野郎が、通常の人間では扱い切れない銃を振り回すって浪漫だよなぁ!
■エマ #7(森薫/エンターブレイン)
かなり内容違うんですけど、後半は読んでて「ジェーン・エア/C・ブロンテ」思い出して仕方なかったですよ。イギリス文学作品、良くキツくて逞しい性格の女性が出てくるじゃないですか?エマちゃんも一見してわからないけど、芯は強烈に逞しそうな雰囲気がイギリス文学っぽくていいんですよ~来年は外伝ですな。
<<コミック短編>>
■宵闇眩燈草紙 全#7(八房龍之介/メディアワークス
一応各話読み切りなのでこっちへ。東洋風怪奇モノでいいのかな?ロボット出るけど(大笑)
そりゃ虎ちゃん好きなワケですが、京太郎の挫折っぷりと開き直り具合がねぇ・・・我が身につまされて、そりゃもうアナタ背中に冷たい汗が走るくらいですよ。
■エンジェルお悩み相談所(水上悟志/芳文社
一応ファンタジーだと思いますが・・・水上風にダレてて良いですわ。
「げこげこ」の続き「ぴよぴよ」が来月出ますね。
■水惑星年代記 #2(大石まさる/少年画報社
こういうSF作品も好きなんです。ちょっと古いんですが筒井百々子さん作品と暖かさが似てますよね「たんぽぽクレーター」とかね・・・新しいトコなら「ヨコハマ買出し紀行」だけど^^;)
■カタリベ(石川雅之/リイド社
日本歴史モノ。初期作品集ですが完成度はバッチリ!
カタリベだけ未完なのが残念です。
連載作品で今年印象UPだったのがネウロとジオブリターズ。萌え大賞は「鋼の錬金術師、マスタング大佐」で(笑)
<<小説編>>
そりゃもう
■戦闘妖精雪風(神林長平/ハヤカワ書房
しっかり踏み外したよ!!人生とか趣味とか色々な!!
もう手遅れだったって説が有力ですが^^;)
一応SFマガジンで追っかけてます。が!しっかり感想書いちゃうとほぼ完全ネタバレ状態にorz神林さんの文体ってさらっとしてるから~ボカす方が難しいですな~
OVAの感想も早くサイトに移したいです。
■順列都市(グレッグ・イーガン/ハヤカワ書房
久しぶりにSF作品で脳みそ引きずり回される快感を体験しました。
去年まで自分内歴史小説ブームだったんですけどね、軽くぶっ飛ばされましたよ。
感想まとまりません!2.3年は無理!
ディアスポラも良かったvv短編も良かったvv
■皇国の守護者(佐藤大輔/中央公論新社
相当渋いですけどファンタジー・・・これは未完です
マンガで入りましたが、耐えきれず原作読んでしまいました。今3巻で耐えてる^^;)大抵原作読むとマンガ読まなくなるんですけど・・・逆にマンガの凄さを実感してしまいました。
もしかしたら後半はマンガで読んだ方がいい、なんてコトになるんじゃ・・・もう怖いくらいです。台詞が格好いいから尚更かも。
■神狩り2 ザ・リッパー(山田正紀/徳間書店
30年ぶりに出た「神狩り」の続編。SFとPFの中間くらいですかねぇ。
面白かったんですが・・・ファンとしては微妙で・・確かに小説家としてエンターティメント性が高くなって洗練された感があるんですが、逆に何かが削がれた気がして・・・まぁ、あの時代の荒々しさや愚かさを、今に持って来ても仕方ないんですけどねー
私のHN「理亜(ゆりあ」は、この作品から取ってます。そういう思い入れを引いたらきっと面白いハズ。
■マルドゥック・スクランブル(冲方 丁/ハヤカワ書房
グロい描写が満載だけどラノベ。ハードなSFと言っていい内容だけどラノベ。
この読み難い文体は確信犯ですね。現実にグロテスクな場面に出くわすと、人間は現実から乖離して精神を保つ場合がありますが、その危なっかしい精神状態を表現してるみたい。
闇に堕ちてる人間の描写にもぴったりです。
時間空いたらヴェロシティも読みたいんですが・・・やっぱ文体はこれ?
小説はエディングスの再版が続いてるのが嬉しいです。
夏くらいからグレッグ・イーガン熱が続いてまして、普段の年より読書量が少ないです(当社比)
あーもっと早く読めば良かった!!「ひとりっ子」も買いに行かなきゃ。