鋼の錬金術師 #15(荒川弘/スクウェアエニックス |
イカンですよ、こんな事で喜んでしまっては!ああでも待ってたんだよぅぅ~
だって殲滅戦だよ? <意味不明・・・とか言って同志皆さんにはわかるハズ^^;)
TV版で「ちょっとコレはね~」と思った方々も原作は読んで欲しいっす。原作はいい!ホントに面白いって!
少年マンガ視点で、この前線描写は大変良い出来です。台詞も作画も良いですよ。
<<王道少年マンガ>>
キッチリ「王道少年マンガ」だと思って読んでます。絶望的な社会や境遇だろうと、夢も希望も持ちつつ、挫折や妥協もありで主人公達が成長していく。最近流行の技や力だけが成長するのでは無く、人間的な成長ね。
まぁ「台詞が臭い」という意見もあるでしょうが、いいんですよ。そこが「少年マンガの王道」だからさ。
特に今回は「王道台詞」が連発でした。
反感来そうですが・・・キンブリー君の台詞がお気に入り。
「戦場という特殊な場に、正当性を求めるほうがおかしい」
ここまで達観できる人間そーそーいないんですが、あまりに潔くて気持ちいい^^;)
カバー折り返し部分に書いてありましたが、やはりキチンと体験談なり聴かれて作ってるんですね。リアルを求めるなら下調べは当然なのですが、なかなか難しい事・・・と思います。
戦争体験をされた方、戦争映画を見ない方もいれば、戦争映画を作っちゃう方もいらっしゃる。受け止め方は千差万別ですな。
<<受け止め方>>
殲滅戦の終盤で「恨みます」と一言残して殺される老人が出てますよね。
この描写、受け止め方が多種多様になる気がするんですよ。単に死ぬ事を悔やんで言った一言かもしれないですが、前述にもある通り、一般人の負傷者だろうと見逃してしまえば軍規に反します。でも兵士だろうと人間、迷いも躊躇いもあるでしょう?自分を殺しやすくする為の一言・・・と。
死に方では無く、生き方まで考えられるんじゃないかな?何気なく死んでいくキャラにも人生があったと読んでみるってのもいいかと。どう受け取るかは貴方次第ですが。
なんだかキレイ事ほざいてますが、先週・今週のエントリーの濃さったら!ご大層な人間で無いのは一目瞭然。あ~全然大した事考えてませんね。
不謹慎とか言われそうなんですが、戦争モノ好きだし~
わかっちゃいるけど、やめられない♪植木等っと^^;)
もう一つ、ちょっと違う受け止め方といえば!!ロイ・マスタングくんですよ。
「私が道を踏み外したら、その手で私を撃ち殺せ」
こーいう「恋愛を越えた、命のやりとり」に大変弱いんでございます。それがノーマルだろうとBLだろうと!ホモセクシュアルより、ホモソーシャル推奨派。
ここ、立ち読みしてて鼻血吹きました。もうロイアイ萌えまくり。たまらん^^;)
ウエストから太もものラインが渾然一体となって・・・と語る荒川さんにも萌えまくり。おう!ももとケツのラインは切り離せませんな。
って事で、毎度好例「最強似てない鋼の絵」。もうリアル仲間達に「笑えるレベル」と好評です。見て描いたって似やしねぇorz