マイノリティ・リポート |
ディック素晴らしいっす~是非原作も読んでくださいよ~コレの原作は短編なので、読みやすいですよ。ついでに一緒に収録されてる「追憶売ります」も読んでおいてくださいね。ここから「トータル・リコール」が出来てます。「スクリーマーズ」もかな?
これより長編の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」の方がお勧めしたいかも。超有名作品「ブレードランナー」の原作っす。
いや~いいですよ~ディック。個人的には「ユービック」なんかも・・・っていい加減にしておきます(^^;)
トム・クルーズが演じてるジョンも良かったんですが、コリン・ファレルの方が好み♪こういう頑固野郎が二人でガチンコしてるのは楽しいっす~
近未来のセットのデザインが不気味で、ディックっぽかったのは良かったですね。プールに浮かぶ人間とか、目玉や人体パーツを個別に出してくるのもいい感じ。
「物足りない」って言うディック・ファンも多そうなんですが、全部再現したら映画にならんじゃろう~この辺がSF知らない人でも楽しめる妥協点でないの~と、スピルバーグ監督なら考えそうだと思いません?
「自分が犯罪者になると予知され、犯罪を防ぐ為に抹殺されるとしたら」
予知能力と言って思い出すのは「七瀬ふたたび/筒井康隆」ですね。
(「家族八景」の七瀬は「家政婦は見た!」的展開でイマイチSFじゃない気が・・・「~ふたたび」はNHKドラマにもなった良作。おおDVDが出ている!見てぇ!)
この作中に予知能力者・恒夫が登場します。が!彼は「自分が死ぬ」予知をしても、それを変えようとはしないんですよ。予知していれば回避ができる事でも「それは運命だから」と逃げる事をしないんですよ。
予知って、そーいうモノ??
子供心に疑問でした。もう一人タイムトラベラー・藤子も出るんですけど、やっぱり同じ様に逃げないし。こっちはパラドックス説が出てくるので、仕方ない気もするんですが・・・
人は運命を変えられないのか?
頑張って変えようとしてるのが、このマイノリティ・リポートや「絶対可憐チルドレン/椎名高志(小学館」ですね。もちろん「七瀬ふたたび」でも、逃げようとしない恒夫を叱咤している場面があります(でも変えなかった。頑固モノめ)
やっぱり予知能力は、絶対変えられない運命を知るのでは無く、高い確率で「起こりうる事象」がわかる、という程度の方が受け入れられるなー
避ける努力もしないで、ただ最悪の未来を待つだけなんて、絶対我慢がならねぇ!!
こーいう考え方の奴なので、ジョンの逃げっぷり気に入ってます♪
後半、プリコグの娘が「あなたはまだ選べるわ」って説得してるトコなんか(ToT)
現代では「予知=占い」という考え方もできるとは思いますが・・・マイノリティ・リポートは無限大。予知と予測は違うものだしね。当たる占い師さんは、お客さんが「今言って欲しいこと」を推測するのが上手だと思った方がいいかな・・・って事いうと「女じゃ無い」と(^^;)
だって、占いで「同人止めれば幸せになる」と言われても、当たり前だが止めんぞ!
2/10にOVAが出たら幸せになるから平気さ♪
・・・でも、今度こそ、今度こそ発売日に~
プリコグ/プレコグ:precognitive の略。 pre(前)とcognition(認識)からの造語。SF小説では「プレコグニッション」と書く方が多いですね。どっちでもいいんでねぇ?通じるし。